お酒のコラム
テイスティングって何?ブランデーのテイスティング方法や注意点を解説
ブランデーなどのお酒は、単に美味しく飲み物として味わうだけでも良いですが、より深くお酒の味わいを楽しむには、「テイスティング」がおすすめです。
よく耳にする言葉ではあるものの、具体的な方法など詳しく知らないという方もいるでしょう。
そこで今回は、ブランデーを飲み慣れていない方や、よりお酒を楽しみたい方に向けて、テイスティングの意味や方法・注意点などを詳しく解説していきます。
テイスティングとは?

テイスティングとは、ブランデーやワイン、日本酒など、さまざまなお酒を飲み比べて、その味を判別したり、鑑定したりする事です。
通常、お酒を飲む場合には自分が飲みたい量をグラスに注ぎますが、テイスティングでは複数のお酒をそれぞれのグラスに少量だけ注ぎ、それを順に味わっていきます。
プロのソムリエが販売前のお酒を批評する目的で行われることが多い一方、個人で複数のお酒を用意してテイスティングを楽しむ方も少なくありません。
ブランデーをテイスティングする時に用意するもの

テイスティングは複数のお酒を飲み比べるため、相応の準備が必要です。
ここでは、初心者がテイスティングをする上で必要なものとあった方が良いものをいくつか紹介します。
必要なもの
まず初歩的なテイスティングを実践するためにも、必要になるのがブランデーやウイスキーなどのお酒、テイスティング用のグラス、そしてミネラルウォーターです。
お好みのウイスキー
まず、テイスティングの対象となるブランデー・ウイスキーを用意します。銘柄はお好みの物で良いですが、大体3種類ほどのお酒を用意するのがおすすめです。
また、無理に高級なお酒を用意する必要はありません。予算に合わせて味わいたい銘柄を選ぶのがおすすめですよ。
テイスティンググラス
テイスティングをする際、より深くお酒の香りを楽しむためにも、テイスティング向けに設計されたグラスを用いるのが一般的です。
種類はさまざまですが、ワイングラスのようなチューリップ型のグラスであれば、高級なグラスでなくとも問題ありません。また、正確にテイスティングするためにも、できる限りテイスティンググラスは同じ形のものを複数用意するのがポイントです。
ミネラルウォーター
テイスティングにおいて大切になるのが、ミネラルウォーターです。
口直しに使うのではなく、ブランデーやウイスキーに水を加え、味や香りを変化させる加水という行為で使用します。
お酒の品質を損なわないよう、水道水ではなく不純物の少ないミネラルウォーターを用意すると良いでしょう。
あるといいもの
テイスティングをより本格的に楽しむために用意しておきたいものとして挙げられるのが、テイスティンググラススタンド、チェイサー、テイスティングノートの3つです。
テイスティンググラススタンド
テイスティングの雰囲気を高める道具としておすすめなのが、テイスティンググラススタンド。木製で落ち着いた色合いの物を選ぶと、本格的なテイスティングをしている気分になります。
また、どこにどのお酒を入れているか判別できるようにすれば、事前に飲んだお酒を見失うようなトラブルも回避可能です。
チェイサー
テイスティングは複数のお酒を飲み比べるため、人によっては途中で酔ったり気持ち悪くなったりする方もいるかもしれません。
そういったトラブルへの対策として、チェイサーと呼ばれる飲料を用意しておくのがおすすめです。
チェイサーはお酒を飲んだ後に口にする清涼飲料のことで、口直しや酔い防止のために利用します。一般的に水を用いますが、炭酸水やジンジャエールなどでも問題ありません。
テイスティングノート
本格的にテイスティングをしたい方やソムリエを目指すための練習がしたい方は、テイスティングノートがあるといいですね。
テイスティングノートとは、お酒を飲んで感じた味わいや香りをコメントにして書き記すためのノートです。
専用のテイスティングノートに書くのがおすすめですが、普通のノートやメモ帳などで代用可能です。
テイスティングのやり方

テイスティングは、
- ボトルをよく見て内容を確認する
- ブランデーをグラスに注ぎ色を確認する
- 空気を含ませてブランデーの香りを確認する
- ブランデーを口に含み味わう
- 余韻をしっかりと感じる
- 加水をしてもう一度繰り返す
以上の順でおこないます。
では、ひとつひとつ順を追って見ていきましょう。
STEP1 ボトルをよく見て内容を確認する
テイスティングの前準備として、ボトルのラベルを確認します。
原材料などの情報は、テイスティングを進める上での大切な判断材料ですので、テイスティング前に産地や原材料などをしっかりと確認してください。
STEP2 ブランデーをグラスに注ぎ色を確認する
ブランデーをグラスに注いでもすぐには飲まず、まずは色を確認します。
グラスを傾けてみたり、光にかざしたりすることで発生する色彩の変化から、年数や粘性を想像してみるのもいいですね。
STEP3 空気を含ませてブランデーの香りを確認する
目で色を確認した後は、ブランデーの香りを確認してください。
まずはゆっくりと鼻に近づけて香りを嗅ぎ、その後はグラスを振って、空気を含ませると、さらにブランデーの香りが強まります。
STEP4 ブランデーを口に含み味わう
ブランデーを味わう場合、一気には飲まず、グラスの端を唇に当てながら、ゆっくり少量ずつ口に含みます。
すぐには飲み込まず、口内で咀嚼するようなイメージで、口当たりや舌ざわりなどを感じるのがポイントです。
STEP5 余韻をしっかりと感じる
ブランデーを飲み込んだ後は、口に残った余韻を感じましょう。口の中で香りが広がっていく感覚を楽しむためにも、一口ずつ感覚を空けて飲むのがおすすめです。
STEP6 加水をしてもう一度繰り返す
再び口に含む前に、加水をして味わい・香りを変化させます。それをまた口に含んで味わい、余韻を感じていくという工程を繰り返すことで、ブランデーを深く味わい、楽しむことができるのです。
テイスティングをする時に注意すること

テイスティングをする際、より正確に行うためにも注意すべきポイントが3つあります。
グラスのステム(脚)を持つ
グラスを手に取る際、必ずステムと呼ばれるグラスの細い部分をつまむように持つようにしましょう。
ブランデーが注がれた部分を直接掴んでしまうと、体温がグラスに伝わり、味わいや香りが劣化する危険性があります。
室温を適温に保つ
外的要因によるブランデーの変化を抑えるためにも、室温に配慮することが大切です。適温は銘柄によって異なりますが、基本は20度程度を維持しておけば問題ありません。
酔わないように気を付ける
テイスティングの際、途中で酔ってしまうと味わいや香りを正確に判断できなくなってしまいます。酔いやすい方は、チェイサーを用意するなど、対策をしっかり行っておくのがおすすめです。
本格的なテイスティングでブランデーをより深く楽しむ
ブランデーの味わいや香りをより深く楽しむため、テイスティングを趣味で行っている方は珍しくありません。
より本格的なテイスティングを楽しむ場合は、専用のグラスを用意するなどの準備はもちろんのこと、正しい手順でテイスティングをするのがポイントです。
テイスティングをしたことがないという方は、ここで解説した内容を参考にブランデーのテイスティングを楽しんでみてくださいね。ブランデーの新たな魅力に気づくきっかけになるかもしれません。
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