お酒のコラム
人気ブランデー「カミュ」はどんなお酒?種類や特徴を解説
海外のお酒は、お酒が好きな多くの日本人にも人気。世界各国で製造された数多くのお酒が日本へ輸入されており、国内の店舗などを通して私達に届いています。
カミュは、ブランデーの中でも人気の高いブランドの一つ。
ここでは、カミュの歴史や特徴、種類について、詳しくご紹介したいと思います。
人気ブランデー「カミュ」はどんなお酒?

カミュの歴史
カミュは「コニャック」のブランドの一つ。
コニャックはフランスのコニャック地域で定められた製法で造られたブランデーだけが名乗ることが出来る特別なブランデーの呼び名です。
コニャックのブランドは約800種以上あり、ブランドを取り扱うメーカーだけでも300以上。
そんなコニャックの中でも有名な「コニャックの5大ブランド」
- ヘネシー
- レミーマルタン
- マーテル
- クルボアジェ
- カミュ
の一つが今回ご紹介する「カミュ」です。
数あるコニャック製造会社の中で、カミュ社の大きな特徴は家族経営でお酒をつくっていること。
1863年に設立されたフランスのメーカーで、設立後5世代にわたって酒造りを続け、150年以上の長い歴史を持っています。
家族が協力しながら、真剣にコニャックの製造に取り組んできた伝統のあるお酒と言えるでしょう。
カミュの特徴

ブランデーのメーカーは大きく分けて2つ
ブランデーのメーカーは大きく分けて2つのタイプがあります。
- 原料の葡萄の栽培からブランデーの出荷までの全てを行う生産者
- 他から原酒を買い付け、ブレンドをしたり熟成したものを販売する生産者
一般的なブランデーメーカーはほとんどが後者。「カミュ」も基本的には後者に分類されますが、自社生産の原酒も合わせて造っているため味わいに独自性があるのが特徴です。
ボトルデザインも魅力
お酒が入っているボトルのデザインが個性的であることも、カミュの特徴。
クリスタル製品で世界中の人に愛されているブランド「バカラ」の「クリスタルボトル」をはじめ、ゴルフボールの形をしたボトルや、本の形をしたボトルなど、さまざまなデザインのボトルがこれまでに使用されています。
特徴的なボトルはコレクターにも人気が高く、カミュの名を広めるきっかけにもなっています。
カミュの味わい
カミュの味わいは、独自の製造方法と稀少性の高い土壌で育った葡萄を使用しているため、味や香りがまろやかで優しい飲み口が特徴。
味わいがこまやかで、ゆっくりと時間をかけて飲めば、お酒の中に含まれているさまざまな味わいを楽しめる点も魅力で、日本人の口に合うブランデーとしても人気を誇っています。
カミュの優美な味わいは『人生を味わうこと』とも称されるほど魅力的なお酒です。
カミュは日本人に馴染み深いお酒
バブル前後に日本で流通していたカミュのナポレオンは当時、日本国内では当時の酒税が高かったため1本3万円程で販売されていた高級なお酒でした。
しかし、新婚旅行や海外旅行先などの海外の免税店では2割程度の価格で購入できたため、当時は記念の品やお土産として好んで購入されることが多く、日本人にとって昔から馴染みの深いお酒と言えるでしょう。
お酒買取の現場でも「カミュ」は当時の思い出と共にボトルを持ってきていただくことが多いお酒です。
カミュの代表的な種類

カミュ バカラ カラフェ
高級クリスタルで有名なバカラ社製のクリスタルボトルに入ったカラフェ。その名前はフランス語で「水差し」を意味する「カラフェ」からきています。
味わいはカミュ秘蔵の古酒が入っていて、甘く深い重厚感が特徴。
ボトルデザインも人気で、観賞用やコレクションとしても楽しめるボトルです。
カミュ VSOPエレガンス
カミュVSOPエレガンスは、カミュの中でも定番で人気があるシリーズ。
このお酒の香りの特徴は、柑橘系の果物の香りに、ジャスミンに似た香りがミックスされていること。ジャスミンの香りは、お酒にさわかやな雰囲気をプラスしています。
お酒が入っていた木の樽の香りも楽しめます。キメの細かい味わいがカミュVSOPエレガンスの特徴になっていて、渋みが少ないために飲みやすさも魅力。
カミュボルドリーXO
カミュボルドリーXOは稀少で香り高いコニャックを生み出す、ボルドリー地域で生まれるシングル・クリュ・コニャック。原酒はカミュが所有している葡萄畑から作られたプライベートストックのみを使用した少量生産の贅沢なお酒です。
シナモンやフルーツを思わせる落ち着いた甘みと、クリームにも似たやわらかな舌触りがある風味豊かで濃厚な味わいを持っているお酒です。
カミュ ナポレオン ブック
カミュのボトルデザインでも特に人気がある「ブックシリーズ」。その名の通り、本をモチーフにしたボトルはフランスのリモージュ焼きの陶器で出来ており、中に入ったナポレオンクラスのコニャックの味わいはもちろんのことインテリアやコレクションとしてとても人気を誇っています。
フランスの皇帝ナポレオンが描かれたカミュ ナポレオン ブックは、ブックシリーズを代表するデザインです。
その他ブックシリーズにはルノアールやゴッホやモネ、ゴーギャンの絵画をあしらったものもや中国のパンダやアメリカの自由の女神をあしらったものもあり、バラエティに富んだデザインです。
イル・ド・レ ファインアイランド
イル・ド・レ ファインアイランドは、味わいが非常に特徴的なコニャック。
カミュ社がこれまで販売してきたコニャックとは、大きく異なるテイストを持っており、カミュのブランデーの中でも「異端」だと言われているシリーズです。
レ島と呼ばれる小さな島で採れた葡萄を原料にして造られたコニャックは、塩味の強い島特有の葡萄を活かしたブランデーで、飲んだ後に塩味の濃さを強く感じられるような味に仕上がっています。
イル・ド・レ ダブルマチュアード
ほのかなスモークのような香りを楽しめるのが、イル・ド・レ ダブルマチュアード
のカミュの特徴です。
香りだけでなく、味わいも深いお酒として人気があります。砂糖につけられた果実の味わいや香りも一緒に楽しめるお酒と言えるでしょう。
カミュXOエレガンス
カミュ XO エレガンスはソフトでフルーティな味わいが特徴で、”より軽やかで上品なコニャック”を志向して生まれた「エレガンスシリーズ」のXOです。
香りはかすかなスモーキーさと芳醇なフルーティさが魅力。
味わいは砂糖漬けのフルーツのような風味があると言われています。
カミュエクストラエレガンス
カミュエクストラエレガンスは、砂糖につけた菫のような香りを持っているお酒。乾燥させたブドウのような香りもあり、キャラメルのような香りも混じっています。
よどみのない味わいが特徴になっていて、全体的に濃厚な味わい。スパイスのような香りも一緒に楽しめるお酒です。
カミュエクストラダーク&インテンス
カミュエクストラダーク&インテンスの最大の特徴は、コニャックを作るために一度使用された樽を再利用し熟成させたお酒ということ。
樽をそのまま使用するのではなく、内側を火で焼いてから使用するのが味のポイントになっていて、焦がされた樽の独特のスモーキーな香りがほのかに楽しめるお酒です。樽の香りは、味わいに深みもプラスしています。
美味しさ・価値が下がらないように保管方法に注意しよう!

未開封の場合は日光の当たらない冷暗所で保管
カミュを最適な状態で味わうためには、飲むまでの保管方法にも気を配ることが大切。
開封されていない状態のお酒は、できるだけ日光が当たらない場所を選んで保管しておいた方が状態の劣化を防ぎやすくなります。
冷暗所がお酒には最適な保管場所で、お酒を長期間保存できる専用の電化製品も販売されています。こうした商品を購入して使用すれば、カミュを自宅でも美味しい状態で長期間保管することができるでしょう。
開封後はパラフィルムをつけて酸化をなるべく防ぐ
お酒を一度開封した場合は、できるだけ早い期間で飲み切った方がお酒の持つ本来の味わいを楽しめます。
開封をしたカミュを保管する時に使用すると便利なのはパラフィルムです。
密着性が優れているために、物を密閉した状態で保管したい場合によく使用されています。
パラフィルムを使用してカミュを保存したい場合には、まずフィルムを適当な大きさにカットします。カットしたフィルムをボトルと蓋の間に巻き付けていけば、お酒を密閉した状態にできます。
フィルムを少し引っ張りながら巻くと、強く密着し空気が入りにくくなることで、酸化の防止をある程度抑制できます。
日本でも愛されているカミュ

今回は日本でも人気の高いブランデー、カミュの歴史や特徴、種類とお酒の保存方法について、詳しくご紹介いたしました。
フランスの酒造メーカーであるカミュは、150年以上もの長い歴史を持っているブランド。カミュで販売しているブランデーボトルだけでなく中にはいったブランデーもそれぞれ独自の香りや味わいを持っているため、飲む人の好みに合わせた一本を選ぶことができるのも魅力。日本人にとって馴染み深いお酒「カミュ」、日本人の口に合うお酒としても多くの人に愛されています。
『人生を味わうこと』とも称されるほどの優美な味わいを、体験してみてはいかがでしょうか?
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