お酒のコラム
シーバスリーガル12年の味や特徴!ミズナラとの違い
シーバスリーガルは、ウイスキーを飲み慣れていない方でも比較的飲みやすいといわれています。
フルーティーな香りと香ばしい風味、軽い味わいで世界的によく知られているブレンデッドウイスキーの代表格です。
シーバスリーガルはお手頃なものから高級感のある銘柄まで商品の種類も幅広く、それぞれに特徴が異なります。
本記事では、定番銘柄であるシーバスリーガル12年やミズナラとの熟成樽や味、香りの違いなどをご紹介します。
世界的に有名なブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル」

シーバスリーガルとはどのようなウイスキーなのでしょうか。ここからは、シーバスリーガルの特徴や歴史、製造方法について見ていきます。
シーバスリーガルの特徴
シーバスリーガルスコッチ・ウイスキーの銘柄の一つで、製造元は1801年に創業したシーバス・ブラザーズ社という老舗の業者です。現在は、ペルノ・リカール社の傘下に入っているため、日本でも同社の日本支社が輸入と販売を行っています。
シーバスリーガルのキーモルトはスコットランドのスペイサイド地方で造られたシングルモルトを多く使用しており、熟成年数や樽、モルトやグレーンウイスキーの割合などを変えて複数の銘柄を生み出しているのです。
そのため、同じシーバスリーガルでも銘柄によって様々な味わいを楽しむことが可能です。
シーバスリーガルの歴史
シーバスリーガルの創業者であるシーバス兄弟は、1801年にスコットランドでコーヒーやブランデーなどを販売する商会を開きました。これがシーバスリーガルの発祥で、イギリス王室への食糧調達も担うなど、調達業者としての成果も目覚ましかったのです。
1850年に入ると、高品質なウイスキーの需要が高まったこともあり、シーバス兄弟がブレンデッドウイスキーの製造を始めました。
1900年代に入ると需要の高かったアメリカへの輸出が始まり、禁酒法が始まる1920年代までは代表的なブランドとして親しまれ、戦後にはシーバスリーガル12年を主力商品として大々的に売り出し、世界的なブランドとして現在まで親しまれています。
シーバスリーガルの製造方法
ブレンデッドウイスキーは主軸となるキーモルトとグレーンウイスキーをブレンドしますが、シーバスリーガルのキーモルトはストラスアイラを使用しています。
ストラスアイラは、カルシウムを多く含む中軟水の湧水を仕込み水に使用しており、フルーティーで華やかな香りが特徴のウイスキーです。
伝統的なブレンデッドウイスキーの製法を守りながら、様々な木材の熟成樽を使ったり、配合割合を変えたりなどして、全くイメージの異なる銘柄を生み出しています。
シーバスリーガル12年とシーバスリーガル ミズナラの違い

シーバスリーガルの代表的な銘柄である12年と日本でもなじみのあるシーバスリーガル ミズナラの違いについて見ていきましょう。
使用しているウイスキーの違い
シーバスリーガル12年、シーバスリーガル ミズナラのどちらも、12年以上熟成させたモルトとグレーンの原酒のみをブレンドして作られています。
ただしミズナラは、ブレンド後にミズナラ樽で原酒同士を融合させ、しばらく寝かせる点が大きな違いです。
熟成樽の違い
シーバスリーガル12年は、一般的なオーク樽を使って熟成させていますが、シーバスリーガル ミズナラはその名の通り、日本で多く自生しているミズナラで作った熟成樽を使用しています。
味や香りの違い
シーバスリーガル12年の香りは、ハーブやはちみつに加え、リンゴや洋ナシなどのフルーティーで豊かなフレーバーです。樽でじっくり熟成させたふくよかなナッツ感とすっきりとドライな味わいが楽しめます。
シーバスリーガル ミズナラは、洋ナシやオレンジのようなフルーティーさにキャラメルやナッツの香ばしさを感じる香りです。スモーキーさはなく、熟したフルーツやはちみつを感じさせるなめらかで甘い味わいになります。
シーバスリーガルの多彩なラインナップ

シーバスリーガルには、それぞれに特徴の異なる多彩なラインナップがあります。以下に、その違いを見ていきましょう。
シーバスリーガル12年
シーバスリーガルの代表的なウイスキーで、最も販売されている商品です。クセがなく、クリーミーでなめらかな味わいなため、多くの人に親しまれています。
シーバスリーガル12年 ミズナラ
日本で限定発売されている銘柄で、甘くフルーティーな味わいのため女性やウイスキーを飲み慣れていない方でも飲みやすい銘柄です。
シーバスリーガル18年
18年以上熟成させたモルトとグレーンをブレンドしており、ドライフルーツやナッツの香ばしさとカカオやフローラルの風味が感じられ、複雑な仕上がりになっています。
シーバスリーガル18年 ミズナラカスクフィニッシュ
こちらもシーバスリーガル ミズナラ同様、日本で数量限定発売されたウイスキーです。
18年以上熟成された原酒から選りすぐったモルトとグレーンをブレンドし、ミズナラ樽でフィニッシュしています。フルーティーな香りの中にクリーミーさとスパイスの香りが引き立つ仕上がりです。
シーバスリーガル25年
数量限定生産された銘柄で、豪華なラグジュアリー・ボックスは贈り物としても人気の銘柄。
桃とオレンジのフルーティーさ、アーモンドやナッツの香ばしさ、ミルクチョコレートのようなクリーミーな甘さが特徴です。
シーバスリーガル ブラザーズブレンド
創業者であるシーバス兄弟をイメージして作られた銘柄で、12年熟成させたストラスアイラとロングモーンの比率を高めています。
熟した果実にはちみつの甘みが感じられる、柔らかな口当たりながら個性的な風味です。
シーバスリーガル アルティス
5人の歴代マスターブレンダーに敬意を表して作られた銘柄で、ストラスアイラ、ロングモーン、トーモア、アルタベーン、ブレイヴァルの5種類のモルトウイスキーのみで作られています。
熟した桃やリンゴのフルーティーな香りにシナモン、はちみつ、バニラなどの風味が感じられるでしょう。希少性の証であるシリアルナンバーがついている銘柄です。
シーバスリーガル アイコン
シーバスリーガルの現行品では最高級の銘柄。
キーモルトは他の銘柄と同じストラスアイラですが、20種類以上の希少な原酒をブレンドしており、リッチな香りとフルーティーでほのかな甘さ、樽由来のナッツの香ばしさ、ビターな風味が絶妙のバランスで感じられます。
手吹きで作られたクリスタルのデカンターとトランクスタイルのボトルケースは、コレクターズアイテムとしても人気です。
銘柄の違いも楽しめるシーバスリーガルは世界でも人気のブレンデッドウイスキー
世界的に知名度の高いシーバスリーガルですが、日本のミズナラで作られた樽を使ったシリーズは、希少性が高いことと、ラインナップの中でも軽く飲みやすいことから、日本で高く評価されています。
一方、シーバスリーガル12年をはじめとする伝統的な銘柄も、世界中で親しまれている逸品です。銘柄ごとにそれぞれの魅力があり、シーバスリーガルの中でもいろいろな楽しみ方ができるのも魅力のひとつでしょう。
シーバスリーガルを実際に試して、自分好みの味を見つけてみてはいかがでしょうか。
- もらったけど
飲まないお酒 - 自宅で
眠っている
お酒 - コレクション
していたお酒
思い出やエピソードとともに
丁寧に買取いたします
-
買取実績15万本
お酒の買取専門店 -
コストカットによる
高価買取を実現 -
お客様負担は
0円