お酒のコラム
知る人ぞ知る宮城峡とはどのようなお酒なのか?その特徴や味わいとは
レストランや酒屋などで宮城峡というウイスキーを見かけたことがあるという方は少なくないのではないでしょうか。
実は、この宮城峡というのは、2022年にはシングルモルト宮城峡グランデという数量限定のボトルも発売されている、知る人ぞ知る銘柄なのです。
本記事では、その特徴や味わい、香りなどについて紹介していきますので、お酒について詳しくなりたいという方はこの機会にぜひ参考にしてくださいね。
ニッカウヰスキーが生み出した宮城峡

宮城峡とは
宮城峡は、ニッカウヰスキーが製造し、アサヒ飲料が販売しているシングルモルトウイスキーの銘柄です。
元々は、ニッカウヰスキーの創業者として知られる竹鶴政孝が生み出した歴史あるモルトウイスキーブランドで、同社の別のブランドである竹鶴の原酒としても用いられています。
余市とは異なる味わいや香り
宮城峡と並んでニッカウヰスキーを代表する銘柄の一つに余市がありますが、宮城峡がカフェ式連続式蒸留器を使った間接蒸留方式を用いて製造されているのに対し、余市の製造には石炭直火蒸留方式が用いられています。
この製造方法の違いから、宮城峡の味わいや香りは、余市に比べてより個性が際立つ分かりやすいものとなっているのです。
受賞歴
宮城峡は、国際的な品評会であるインターナショナル・スピリッツ・チャレンジにおいて2010年、2013年、2014年に「宮城峡12年」が金賞を獲得しています。
それ以外にも、ザ・スコッチ・ウイスキー・ソサエティーでも受賞歴があるなど、そのクオリティは世界でも高く評価されているウイスキーです。
宮城峡の特徴

こだわりの詰まった宮城峡蒸留所
宮城峡の蒸留所は、その名の通り、宮城県仙台市内にあります。
広瀬川と新川という2つの清流に挟まれたこの場所は、ウイスキーの製造には最適な環境です。この地を訪れた竹鶴政孝も一目惚れをし、蒸留所の建設を決めたと言われています。
その後、この地の清流を用いて、原料が持つ本来の香りや甘みを活かすべく、こだわり抜いたウイスキー造りが始まったのです。
特別な製造方法
宮城峡蒸留所では、カフェ式連続式蒸留機を用いた間接加熱製法という特別なウイスキーの製造方法が採用されています。
この蒸留機は、導入当時から既に旧式のものだったのですが、それが選ばれたのには理由がありました。
旧式だからこそ残せる雑味となる成分を使って原料本来の香りや甘味を楽しめるウイスキーを製造するために、あえてこの蒸留機を使うことになったのです。
宮城峡のラインナップと味わいや香り

シングルモルト 宮城峡
こちらのボトルは、繊細でなめらかな風味が特徴です。
フルーティーな香りにドライフルーツのような甘さを堪能でき、麦のビター感も感じられるので、ウイスキーが初めての方でも美味しく飲むことができます。
シングルモルト 宮城峡 10年
シルキーな味わいとやや丸みを帯びた甘みが特徴です。麦芽の甘さと樽の芳ばしさに加え、紅茶を思わせる余韻を堪能することができます。
シングルモルト 宮城峡 12年
ハチミツやリンゴ、レーズンなどの甘味のある香りが際立つボトルで、アルコールの辛さをあまり感じさせない銘柄です。
口当たりが良いので、ウイスキーが少し苦手という方でも挑戦できます。
シングルモルト 宮城峡 15年
熟成された豊かな樽香や舌触りを楽しみたいという方におすすめのボトルです。シェリー樽由来の華やかで芳醇な香りと熟成年数が15年と長いため、まろやかな風味となっています。
シングルモルト 宮城峡 1988
1988年に樽詰めされたビンテージボトルです。宮城峡ならではのエレガントな果実の香りと深い味わいを堪能するために、これ以上のボトルはないと言っても過言ではありません。
宮城峡 リミテッドエディション2019
宮城峡蒸留所の設立50周年を記念して2019年に発売された限定ボトルで、5つの年代の原酒を用いた他にはない深みのある味わいが特徴的です。
宮城峡 マンサニー リカウッド フィニッシュ
ココナッツやドライフルーツを彷彿とさせる甘さとやわらかな苦味が絶妙にミックスされ、熟成に用いられるマンサニーリャ樽の香りも余韻として楽しめます。
シングルモルト 宮城峡 アップルブランデー ウッドフィニッシュ
竹鶴政孝の結婚100周年を記念して発売された限定ボトルで、みずみずしいリンゴの甘酸っぱい味わいとほろ苦い樽の香りが特徴です。
宮城峡 モスカテル ウッド フィニッシュ
こちらは、ワイン造りにおいて使用されたモスカテル樽で1年間熟成させることによって造られました。
アルコール度数をやや抑えめの50パーセントにすることで、深い味わいとフルーティーで華やかな香りが実現されたウイスキーです。
宮城峡 ラムウッド フィニッシュ
欧米向けにラム樽を用いて製造されたこちらのボトルは、キャラメルとフルーツのような濃厚な甘みが特徴となっています。
ジャパニーズウイスキー宮城峡の味わいや香りなどの魅力を知り尽くそう
宮城峡はウイスキーの中でも非常に高く評価されている銘柄です。
ここまで紹介したように、宮城峡は、間接加熱製法という特徴的な製造方法によって生み出される、素材本来の香りと風味が堪能できる魅力溢れるシングルモルトウイスキーです。
ウイスキーを飲み慣れていない方からウイスキー上級者に至るまで楽しめる魅力が盛りだくさんですので、お酒の世界への知識を深めたいという方は、本記事で紹介した個々のボトルの特徴についても知っておくといいでしょう。
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