お酒のコラム
ウイスキーを自作できるミズナラスティックの魅力とミズナラ樽のおすすめウイスキー
ウイスキーの味わい方を広げる方法としておすすめなのが、ミズナラスティックです。
ミズナラというと、ウイスキーを作る樽のイメージが強いですが、ミズナラスティックとは自宅で簡単にミズナラウイスキーを自作することができるというものです。
本記事ではウイスキーの熟成方法に触れ、ミズナラスティックの特徴や使用することで得られる効果などについて解説します。
ミズナラの恵みでできたウイスキーである「山崎」などのおすすめ銘柄についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ウイスキーを自作で熟成できるミズナラスティック

ウイスキーをより楽しめるアイテムの一つが、ミズナラスティックです。では、ミズナラスティックとはどのようなものなのでしょうか。
ミズナラスティックとは
ミズナラスティックとは、ミズナラをレーザーで焦がしたスティックをウイスキーに漬けることで、熟成変化を助ける効果があります。
長年熟成させたウイスキーは高価になりがちですが、ミズナラスティックを使うことで、ウイスキーを簡単に自作し、手軽に熟成を楽しめるのがミズナラスティックの魅力です。
ミズナラ樽の特徴
ミズナラは、北海道などに生息する落葉広葉樹であるナラの木の一種。ナラはドングリがなる木をイメージしてもらえばわかりやすいですが、ミズナラは字のごとく水分が多いのが特徴です。
ナラの木の英語名は「オーク」で、ウイスキーの樽に使われています。オークはアメリカやヨーロッパなどでもウイスキー熟成に使用されていますが、ミズナラは日本固有の樽なのです。
ウイスキーの熟成
では、ウイスキーの熟成段階ではどんなことが起こっているのでしょうか。
ウイスキーの原酒を木の樽に詰めると、原酒の揮発成分であるアルコールが樽の外に排出され、代わりに外部の空気が樽内に入り込みます。
空気が入ると酸化による熟成が進み、樽の中に残されているアルコールと芳香成分が反応する「エステル化」が起きるのです。これらが繰り返されると、複雑で味わい深いウイスキーになります。
ミズナラスティックの効果

ここからは、ミズナラスティックをウイスキーに1日漬けることで得られる効果について解説します。
色の変化
ウイスキーにもよって異なりますが、1日程度ミズナラスティックを漬けるだけでも色味が濃く変化します。
これは木樽と同様、スティック自体にレーザーで焼き入れして焦がした影響です。漬ける時間が長いほど色味は増していきますが、味わいも変化してしまうため注意しましょう。
香りの変化
ミズナラスティックを漬けたウイスキーは、グラスに入れて顔を近づけただけで、ミズナラの芳醇な香りを感じることできます。お手頃なウイスキーでも芳醇な香りを引き出すことが可能です。
味の変化
ミズナラスティックをウイスキーに漬けることで、ウイスキーのとげがなくなり、甘みやまろやかさをより感じられるようになります。
2週間程度、漬けるとオーク樽のウイスキーに近い酸味や樽香が得られますが、それ以上漬けてしまうと木の苦みや渋みが出てきてしまうため注意が必要です。
ミズナラスティックの使い方
ミズナラスティックの使い方は簡単です。
まず、ミズナラスティックは軽く水洗いした後、一度乾燥させます。乾燥させたミズナラスティックをお好みのウイスキーに入れると完成です。
ミズナラスティックを24時間漬けておくと、最大で3年程度熟成させたのと同様の味わいを楽しむことができます。
ミズナラ樽を使ったおすすめのウイスキー

ミズナラスティックを使用したウイスキーも美味しいですが、ミズナラ樽で熟成されたウイスキーの味わいは格別です。
山崎 ミズナラ
シングルモルトウイスキーである「山崎 ミズナラ」は、希少なミズナラ樽で熟成させたモルト原酒のみを使用しています。
熟成度の異なるミズナラ樽原酒をミックスしているので、個性を感じるものの、バランスの取れたウイスキーです。
イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ
株式会社ベンチャーウイスキーのブランドである「イチローズモルト」は、ブレンドされたモルト原酒を、北海道産のミズナラ樽で追加熟成する形で造られています。
ピートの強い原酒を使用していることや、冷却ろ過をしないノンチルフィルター製法を取っていることで、甘みや深み、奥行きを感じられるウイスキーです。
AMAHAGAN ミズナラウッドフィニッシュ
「AMAHAGAN」は、滋賀県にある長濱蒸留所のブランドで、ドイツ産のモルト、イギリス産のピートモルト、アメリカのウイスキーイーストを採用しつつ、長濱のモルトをブレンドして造られています。
果実香が感じられるなど、個性あふれるウイスキーといえるでしょう。
シーバスリーガル ミズナラ 12年
ブレンデッドスコッチで世界的な知名度を誇るシーバスリーガルが、日本のウイスキーファンに向けて造ったのが「シーバスリーガル ミズナラ 12年」です。
シーバスリーガルが厳選した原酒を日本産のミズナラ樽で熟成し、ブレンドの一部にしています。味わいは滑らかで飲みやすいですが、若干スパイシーさを感じられる一本。
こちらで紹介した他のウイスキーと比較し、手ごろな価格帯である点も人気の理由です。
ミズナラスティックを使用してウイスキーを自分好みに自作しよう
ウイスキーは木樽で熟成させていますが、ミズナラ樽で熟成させたウイスキーは格別です。熟成することで徐々に味わいや香りに深みが出ますが、値段も高くなります。
その点を解消できる手段の一つが、ミズナラスティックです。軽く洗って乾燥させ、好みのお酒に漬けるだけで、自作でウイスキーを長年熟成させたかのような効果が得られます。
漬ける時間を変えることで好みの味わいを自作できるので、ウイスキーの幅を広げることができるアイテムです。お手軽にミズナラを味わうことができるので、ウイスキーを飲み始めたばかりの方にもおすすめできます。
ミズナラスティックを上手に活用して普段とは異なった楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。
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