お酒のコラム
焼酎と日本酒に味の違いがある?それぞれの違いとおすすめの飲み方を紹介
日本を代表するお酒といえば、日本酒。他にも焼酎を連想する人もいるのではないでしょうか。
では、その焼酎と日本酒のなにが違うのか分かりますか?なんとなく、味が違うことは分かるけど具体的になにが違うのかは分からない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、焼酎と日本酒の違いについてご紹介していきます。
日本酒と焼酎の違い

日本酒と焼酎の違いは、大きく分けて5つあります。ひとつひとつご紹介をしていきますね。
味の違い
日本酒と焼酎では、大きく味わいが異なります。
日本酒は、お米特有の甘みを感じやすくとてもまろやかです。甘口と辛口がありますが、それぞれに香りとコクがありその違いを楽しむこともできます。
反対に焼酎は、さらっとした舌触りですっきりとした味わいです。また、焼酎は素材によって味が大きく異なります。
それでは、なぜこんなにも味が異なるのでしょうか?原料や製造工程を見ていきましょう。
原料の違い
日本酒で使用されている原料は、お米です。これは、酒造好適米という食用の米より粒が大きい日本酒専用のお米を使用しています。
お米の周りには、タンパク質や脂肪分などが多く含まれておりそれを削るため60〜70%前後精米を行うのです。大吟醸酒などは、50%以下となるよう精米されています。
焼酎の原料は、お米だけでなく麦やトウモロコシ、さつまいもなどを原料としたものが一般的ですが、牛乳やキャベツ、栗などを原料としたユニークな焼酎もあります!。
焼酎で使用されているお米は、日本酒とは異なり一般的な食用のお米が使用されています。精米歩合は、85〜90%前後が一般的です。
作り方の違い
日本酒は醸造酒、焼酎は蒸留酒に分類されます。
醸造酒とは、原料を酵母の力でアルコール発酵させるお酒のことです。その中で日本酒は並行複発酵酒にあたり、原料となるお米には糖分が含まれないためデンプンを麹の力で糖化し、糖分をアルコール発酵させ作っています。
蒸留酒とは、醸造酒を蒸留させたものです。日本酒と焼酎の大きな製造工程の違いは、醸造後に蒸留をするかどうかです。では、日本酒を蒸留させたものが焼酎となるのかというと少し異なります。通常の日本酒は飲む用として造られますが、焼酎を作るときに使用される醸造酒は焼酎を蒸留させるために作られているのです。
アルコール度数の違い
アルコール発酵後のアルコール度数は、日本酒が19〜20度前後、焼酎が14〜20度前後です。
その後日本酒は、もろみを絞り清透な液体にすることで約15〜16度程度。焼酎は、発酵後蒸留させることで不純物を取り除きアルコール度数が上がり25度前後となります。
素材によっては、37〜49度にも上がります。
日本酒と焼酎の共通点

たくさんの違いがありますが、日本酒と焼酎には共通点があります。それは、「麹菌」と「酵母」という2つの微生物を使用し作られているということです。
製造工程の違いでも説明したように糖分とアルコール発酵を同時に行う並行複発酵をしているからです。これは、お酒を作るときの技術としても珍しく、高度な技術が必要であると言われています。
日本酒と焼酎のおすすめの飲み方

原料や、度数などが異なる日本酒と焼酎のおすすめの飲み方をご紹介いたします。
日本酒
日本酒は、ストレートで飲むことが一般的です。
常温や冷、燗など温度による味わいの変化を楽しめます。銘柄だけでなく、自分好みの温度を探すことも良いでしょう。冬はひれ酒、夏は凍酒などがあります。
焼酎
本来の味や香りを楽しむロックや、やわらかな味わいを楽しむ水割りなどもおすすめです。
梅干しやスライスレモンなど好みに合わせてトッピングしたり、お茶割りや炭酸などと割って飲まれる方も多いかと思います。
きゅうりを入れたかっぱ割りや、しその葉と赤唐辛子を入れた金魚割りなど少し変わった飲み方もあるので、その時のシーンや季節にあった割り方をするのも良いですね。
また、焼酎は種類によって大きく味わいが変わるので種類ごとに是非試してみてください♪
日本酒と焼酎の違いを楽しみながら味わおう
日本酒と焼酎の違いは、味だけでなく原料や作り方など様々な違いがありますが、「麹菌」と「酵母」という2つの微生物を使って作られているという共通点もあります。
特徴を知ることで違いを感じながら飲むのも楽しみ方のひとつですね。色々な銘柄や飲み方を試しながら自分好みの日本酒や焼酎を見つけてみてください。
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